診療のご案内

小児科外来(だいどうクリニック・大同病院)

小児科外来では、地域に根ざした医療を提供できるように、新生児から中学生まで幅広い年齢層に対応しています。
お子さまたちが安心して通える医療施設であることを大切にしています。
気兼ねなく相談できる、温かい雰囲気で受診していただけるように心がけています。
質問や悩みに寄り添いながら専門医たちが、親御さんたちが抱える不安や疑問に真摯に向き合い、サポートしていきます。
お子さまたちが笑顔で成長していけるように、一緒に頑張って行ける場所として受診していただければと思います。
一部の外来診療は、大同病院で行っています。

診療は予約制です

お電話でご予約ください。

受診予約 専用電話番号:
052-611-6265

  • 当日受診の予約:
    月~土曜日 8:30~11:30
  • 翌日以降受診の予約:
    月〜金曜日 11:30〜17:00

    土曜日 11:30〜14:00

診療時間について

  • 原則として発熱などの感染症のお子さま、初診のお子さまは午前の診察とさせていただきます。
  • 慢性疾患のお子さま(喘息やアレルギー疾患、てんかんなど神経疾患、発達相談など)や乳児検診は午後の診察とさせていただきます。
  • 時間外の受診は、大同病院救急センターで24時間365日、受け付けています。

(大同病院・だいどうクリニックのWEBサイトが別ウィンドウで開きます)

小児科病棟

小児科病棟は、大同病院A棟4階、B棟4階にあります。
病棟保育士が常駐し、お子さまの入院のサポートをしています。

産後すぐの新生児から、成人するまでのさまざまな発達段階のお子さまが対象です。
肺炎や尿路感染症、胃腸炎などの感染症疾患が多いですが、専門性を要する疾患も幅広く入院治療を行っています。NICU等から医療的ケアを必要とするお子さまの在宅移行(ご自宅に退院するためのご家族のサポート)目的の入院も対応しています。
私たちスタッフは、お子さまとご家族の成長発達に合わせた関わりを行い、入院生活での体験がお子さまの成長につながるよう看護しております。

入院というのは、お子さまもご家族も大変なことです。
血液検査のような辛い処置でも、お子さま自身が頑張れるように、年齢に応じて看護師や保育士がお話をして処置を行います。お子さまのちょっとした変化や気になることなど、保育士や看護師と情報を共有して、ご家族のお気持ちにも寄り添った対応をしています。

入院というのは、お子さまもご家族も大変なことです。
血液検査のような辛い処置でも、お子さま自身が頑張れるように、年齢に応じて看護師や保育士がお話をして処置を行います。お子さまのちょっとした変化や気になることなど、保育中の保育士や看護師と情報を共有して、ご家族のお気持ちにも寄り添った対応をしています。
七夕やクリスマスの時には笹やツリーを出し、季節を感じられるようにしています。

A棟4階

小児科と産婦人科の混合病棟で、大部屋と個室があります。

4人部屋の病室

B棟4階

個室専用病棟です(差額ベッド代:1日9,680円)。


病棟保育士とともに

小児科病棟には3人の保育士が常駐しています。
小児科に入院する幼い子どもたちに付き添う保護者は、慣れない生活環境の中で、子どもの不調への不安を抱えていらっしゃいます。
病棟保育士は保護者の助けになれるよう、付き添いの方が食事、買い物、気分転換の時間をとれるよう、お子さまを時間を決めてお預かりしています。子どもには個々の発達に合わせた遊びを行い、気分転換を図り、楽しい時間を提供できるようにしています。

プレイルームも併設し、お子さまの遊びをサポートします。

NICU/GCU
地域周産期母子医療センター

地域周産期母子医療センター

周産期(妊娠22週から出生後7日未満までの期間)に高度で専門的な医療を提供できる病院として、大同病院は2019年4月、愛知県より地域周産期母子医療センターとして認定されました。

地域周産期母子医療センターとは常時、母体・新生児搬送の受け入れ体制を有し、ハイリスク妊婦に対する医療、高度な新生児医療を対象とした医療施設で、産科と小児科の両方が組み合わされた施設です。当院のNICU、GCUでは当院での出生だけでなく他院で出生した赤ちゃんも24時間体制で受け入れています。

2022年12月に全面的な改築を開始し、NICUおよびGCUが新しくなりました。これにより、2023年4月からNICU 3床から6床、GCU 6床から9床となり、より多くの赤ちゃんに必要な医療を行える診療体制が整いました。当院のNICU・GCUではスタッフが、育児手技の相談・指導、ご家族と赤ちゃんとの大切な時間が過ごせるように時間をかけて対応させていただいています。


新生児集中治療室(NICU)

予定より早く生まれた早産児 、体重が小さく産まれた低出生体重児、人工呼吸器や保育器での管理が必要な高度の医療を要する赤ちゃんのための集中治療室です。

NICUでの処置の様子

入院中のお子さまに面会に来られる家族には、お子さまとの関わりを持てるように丁寧にサポートしています。
カンガルーケアも実施しています。カンガルーケアは赤ちゃんの状態が安定したり、お母さんはおっぱいの出が良くなったり等の報告があります。赤ちゃんとのスキンシップを行うことで赤ちゃんへの愛情を実感しやすいと言われています。

新生児回復室(GCU)

NICUで治療を行い、呼吸や循環などの全身の状態が安定してきた赤ちゃんが、退院に向けての準備をする場所です。ご家族が退院してからの困らないように、育児方法を一緒に考え、指導や生活のアドバイスを行っています。

GCUの様子

医療的ケアが必要な赤ちゃんの在宅移行

医療的ケア児とは、NICUやGCUから退院した後も引き続き人工呼吸器、痰の吸引、経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な児のことをいいます。当院の新生児医療の特色として、人工呼吸器などの在宅医療を要する赤ちゃんが自宅で過ごすための支援を積極的に行なっています。

他院で出生し医療的ケアが必要な赤ちゃんの自宅へ帰るための準備を依頼されることも増えてきました。当院は訪問診療、訪問看護、保健センター、児童相談所など院内および院外の部署と密に連携をとり、赤ちゃんと家族が安心して過ごせるような体制を取れるようにサポートしています。また希望により、ご自宅に訪問し、退院前にお家の環境、準備物品の確認、家族とともに在宅生活がイメージできるようサポートさせていただくこともあります。

在宅移行に備え、リハビリを行います。

面会について

直接の面会はご両親に限らせていただいていますが、ZOOM面会やガラス越しの面会も行っており、ご両親以外の祖父母やご兄弟への面会にも対応しています。

お母さんとの面会
ガラス越し面会の様子

新生児蘇生法 (NCPR)

当院では、新生児蘇生法講習会のインストラクター(小児科医、NICU看護師、助産師)が常勤しており、NCPR  Aコース、Bコース、Sコースを定期的に開催しています。院内の小児科医、産科医、研修医、NICU看護師、GCU看護師、助産師を主な対象としていますが、院外からの希望も順次受け付けています。


救急(時間外受診について)

救急センターでは、昼夜問わず小児科の子たちが受診されます。
断らない救急診療」を掲げ、院内には24時間小児科医が常駐し、年間約1,200件の小児科救急車を受け入れ、年間9,000人以上の小児科救急受診のお子さまの診察を行っています。

軽症から、痙攣や心肺停止など命に関わる重症患者さまの対応をしております。
全ての患者さま、ご家族に共通することは、心配や不安があり受診をされているということです。救急センタースタッフ一同、そこにいる患児、ご家族の不安を少しでも取り除いて差し上げたいという想いで向かっています。不安が解消され表情が和らいだとき、「ありがとう」と親子で手をつないで帰って行かれるよう、全力を尽くしています。